Blaue Himmel Restaurant：【届け隊０６１６】#４

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先ずは届け隊の藤巻からの、
お知らせをご覧下さい。

【大切なお知らせ】
「美味しい食べもの届け隊」の代表の藤巻一臣です。今日は、皆様にお知らせがあります。
私はこのたび「美味しい食べもの届け隊」の代表を退くことにいたしました。と共に、新代表には、現事務局長を務めております青田泰明くんが就任することをご報告いたします。

「美味しい食べもの届け隊」は、震災後、東北で甚大な被害に遭われている方に自分たちにできることをしたいと、まだ寒い避難所に温かいおでんを届けたのが始まりでした。

最初は4人でのスタートでしたが、活動を知ったシェフやレストランのお客様が次々と炊き出しの手伝いや募金をしてくださったことで、少しずつ東北への支援の輪が広がってきました。発足当初から関わってくださった皆様からの無私のお力添えは測り知れず、現在この活動が続けられているのもひとえに皆様方のお陰と、深く感謝いたしております。

この活動のなかで最初の1年は、皆様の力を借りて...東北への支援の輪を確固たるものにすることが最重要事項と捉え、私なりに頑張ってまいりました。もちろん至らぬところ、突っ走りすぎるところも多々あり、周りに迷惑をかけることもありましたが何とか骨組みが出来たのではないかと思います。

そして1年が過ぎた今、「美味しい食べもの届け隊」は、さらなる広がりを持ち、前に進むべきと考えております。事務局長を務めてくれている青田くんは、発足当時からのメンバーで、レストランのシェフ達からの信頼も厚く、昨年後半からは週末に開催される青空レストランには必ずと言っていいほど参加しており、中心メンバーのなかで最も被災地のこと、被災者の方々の気持ちを間近に感じている人間です。活動から1年が経ったこのタイミングで、青田くんに代表をやってもらうことは、私を含め、設立当初から参加しているメンバーの総意でもあります。

今後は、当初から続けている青空レストランのほかに、チャリティディナー、チャリティ料理教室、チャリティワイン会など、多岐に渡る活動を広く行うことになると思います。これからは、今まで私たちの活動を知らなかった方々にもぜひ知っていただき、少しでも多くの皆様に、被災地への思いを共有してもらえればと思っております。

私は代表を退きますが「美味しい食べもの届け隊」のメンバーであることには変わりありません。この活動を続けていくのは、言うまでもなく被災された方々の支援のためです。その思いに他意はありません。これからも、皆さまと共に被災地に笑顔を増やしていけるよう頑張ります。

最後に、活動初期からずっと頑張ってくれたレストランモンドの田村君と宮木シェフ、エコファームアサノの浅野さん、トラベルスィーナの今村シェフ、ル･ブルギニオンの菊地シェフ、シェ・イノの古賀シェフ、元ペリィヨンの青木シェフ、セコムの食の猪口さん、高原君、そして戦友でもある弊社社長の平にこの場を借りて心より御礼申し上げます。

「美味しい食べもの届け隊」
藤巻一臣

続いて、
青田新代表からの挨拶です。

【ご挨拶】

いつも「美味しい食べもの届け隊」を支援していただいている皆様、はじめまして。
この度、前任の藤巻一臣さんの後を受け、新代表に就任致しました青田泰明と申します。

被災直後から“被災された皆さんの役に立ちたい”いう思いに駆られ、以前より知り合いだった藤巻さんに「一緒に被災地に行きませんか？」と声をかけたのは、昨年の4月でした。そのときはまさかこれほど大きな団体に発展するとは思いもよらず、なにより、自分がその代表を務めることになろうとは夢にも思いませんでした。

この1年、被災地復興のために熱く全力を注ぎ、支援の輪を広げてこられた藤巻さんの後任ということで、正直背負う荷物の重さに緊張も感じ、身の引き締まる思いでおります。至らない点も多々あるかと思いますが、藤巻さんから受け継いだバトンをしっかりと握り、被災地が本当の意味での復興を遂げるまで精一杯やり抜こうと思っています。

「美味...しい食べもの届け隊」は、本当に素晴らしい団体だと思っています。
「食」を真摯に愛する人たちが、「すべては被災地のために」をスローガンに、手を取り合い、気持ちを結び合い、被災地の復興を目指して力と想いを注ぎ続けてきました。その結果、今日現在までに被災地に訪問した回数は４５回、参加して下さった飲食店は６０軒以上、被災地の皆さんにお届けした食事は約１００００食に達しました。本団体だからこそ出来る支援の形を、今後もみんなで真剣に考え、築き上げていきたいと考えています。

ニュースや新聞で被災地の皆さんの生活が取り上げられる機会は、以前に比べ大きく減少しました。しかしながら、被災地はまだ復興の第一歩を踏み出し始めたばかりです。もっと長いスパンで、被災地を支援していくことが必要だと強く感じています。

今後は、チャリティー料理教室やチャリティー食事会など、被災地外での活動にも今以上に目を向けることで、被災地の「今」を多くの方々に発信し、被災地と各地を結んでいきたいと考えています。もちろん、被災地での活動も、今以上に意味あるものにしていきます。

事務局一同、レストランや生産者や企業の方々、また私たちを待って下さっている被災地の方々のお声を大切にしながら、被災地復興に邁進して参ります。
これからも、皆様どうかご支援ご協力をお願い申し上げます。

平成２３年６月１２日
「美味しい食べもの届け隊」
代表　青田泰明