Blaue Himmel Restaurant:【届け隊1023】#7

Blaue Himmel Restaurant:【届け隊1023】#7

一人のお父さんが、

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引き止められるも、
先に帰ると立ちました。

すると、
ふと振り返り、
「一言お礼が言いたい」と。

藤巻代表を呼ぼうとすると、
後で伝えてくれればいいと言います。
きっと酒盛りで盛り上がっていたので、
気遣ってくれたのでしょう。

お父さんは、
「ありがとう、
 ほんとうに、
 ありがとう、
 ほんとうに楽しかった、
 ほんとうに嬉しかった」

そして、
近隣の避難所等には、
色々な支援や娯楽があっても、
この場所には今まで来て貰えなかった。
と、
とても感謝されました。

そして、
言葉が続かず感極まって…、
必死に涙を堪えていました。
お父さんは唇を振るわし続けようとします。


わたしは、
その言葉の裏側にある、
大きな大きな悲しみを察し、
そして、
歯を食いしばって堪え、
もういいよ、
今日はお家帰って休んで下さい。
そう言って肩を撫でるのが精一杯。


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近々、
また来るからね、
それまで元気で、
いつまでも元気でね。
と、
後ろ姿を、
見えなくなるまで見送りました。